床フローリングが反った、きしむ

管理サービス事務所または住まいセンターにご連絡ください。

※UR都市機構に費用負担区分がある項目についても、お客様の故意・過失によるもの、住宅の使用に耐えるもの、お客様が設置した設備機器等の損耗等については修繕等の実施ができかねますのであらかじめご了承ください。
※住まいセンターの連絡先は、お手数ですが「住まいセンター」よりご確認ください。

木質系床材(フローリング等)の注意点

  • 電気カーペット、赤外線こたつを床面に直接置きますと、ひび割れ、すき間、変色を生じる恐れがあります。使用される場合は、マットを敷いて、その上にカーペットまたはこたつを置くようにしてください。
  • ストーブ等の温風や熱気が床面に直接あたりますと、ひび割れ、すき間、変色をおこす恐れがあります。温風等が直接あたらないようにマットを敷くなどしてください。
  • 床面が局部的に熱を受けたり、部屋全体が乾燥しすぎると、ひび割れ、すき間を生じる恐れがあります。冷暖房機器など使用の際には、部屋が極度に乾燥しないようにご注意ください。
  • 直接日光が長時間当たる場所は、カーテン等でさえぎってください。変色やひび割れの原因となることがあります。
  • 床材は、キャスター付家具等を養生せず直接使用すると剥がれやひび割れが生じる恐れがありますので、使用される場合は十分にご注意ください。

コンクリート住宅の特性と暮らし方

◆換気・通気◆

近年の住宅は冷暖房効率の向上等を図るために、昔と比べて高気密化しております。
しかし、 その反面、結露、カビ、ダニ、揮発性有機化合物といった問題も発生し、換気の重要性、必要性が高まっています。

◎換気についての一般的ご注意
  • 窓やサッシの小窓等をこまめに開閉したり、窓を閉めきっている場合は、換気扇を時々運転したりして、室内の風通しを良くしましょう。
  • 押入や天袋に物を収納する際には、すのこを敷くなどして、床や壁の間に 10cm 程度の空間を確保することやふすまを常時少し開けておく(3cm 程度)ことが必要です。
  • 家具、ステレオ、ピアノ等はできるだけ壁から離して裏側にも通気するようにしてください。
  • 換気をより徹底して行う場合は、室内外の空気を十分に入れ換えるために、窓のサッシだけではなく、室内の木製扉も開放して連続 30 〜 60 分の換気を 1 日 2、3 回行うようにしてください。
    また、室内(トイレ、洗面所、浴室等)の換気扇は、できるだけ長時間作動させると効果的となります。
    一部の住宅では常時小風量換気システムを採用しており、常時換気扇を作動させることによって効果的に換気をすることができます。詳しくは取扱説明書をご覧ください。
  • 開けた窓の近くで同時に換気扇を回すと、空気が局所的に循環して、部屋全体の十分な換気が行われない場合がありますので、ご注意ください。
◆暖房機器◆

開放燃焼型の暖房機器(屋外への排気筒のついていない石油・ガスストーブ、ファンヒータ など)は、室内に水蒸気や一酸化炭素等の有害物質を放出しますので、取扱説明書に従い換気を行ってください。

◆結露◆

湿気を含んだ暖かい空気が冷えた壁や窓ガラスなどに付着し、空気中に含まれている水蒸 気が水滴に戻ることによって結露が生じます。
水蒸気は、朝晩の調理や入浴による発生のほか、目には見えませんが開放燃焼型の石油・ ガスストーブやファンヒータの使用、さらに人間の身体自体からも発生しています。
また、これらの水蒸気は発生源の部屋だけにとどまらず、住宅の各部屋全体に拡散していくので、水蒸気を発生していない場所、例えば、北側居室や押入の中など思いがけないところでも、意外に水蒸気の量が多くなっています。

◎結露が発生しやすい場所

結露が発生しやすい場所は、窓ガラス面や冷たい外気に接する北側居室の壁、押入の壁、 浴室、便所の壁などです。
特に押入は、外気によって壁が冷やされる上、布団などの収納物 で空間がふさがれるため、空気の対流が悪く、より発生しやすい場所といえます。

◎結露をそのままにしておくと  

結露をそのままにしておくと、カビが生えたり、壁のペンキや壁クロスなどのはがれを招くほか、畳や木部を腐らせ、金具類をさびさせるなど、快適な生活を損なうばかりでなく、 住宅そのものの寿命をも縮めます。

◎結露防止対策
  • 食事の準備や食事中には、多量の水蒸気が発生しますので、換気扇を回すなどしてください。
  • 入浴後、浴槽にお湯を溜めたままの場合は浴槽に必ずふたをし、浴室の換気窓を開けるか、換気扇を回すなどして浴室の水蒸気が居室に流れ出ないようにしてください。
  • 水滴がたれて下枠にたまりますので、窓のサッシやガラスの水滴に気がついたら、乾いた布でふき取りましょう。
  • 暖房はひかえめにし室内外の温度差を小さくすることが有効です。加湿器の使用は結露を生じさせやすくしますので、注意が必要です。
◆カビ◆

カビは適度の温度、湿度などの環境条件が整えばどこでも発生します。

◎カビが発生しやすい場所

結露によるシミや湿気のある場所

◎カビが発生してしまったら

カビが発生してしまったときは、市販のカビ取り、カビ防止剤などを用いて、早めに取り除くことが必要です。

◎カビ防止対策

結露の防止と同様に、風通しをよくしましょう。

◆ダニ◆


一般的にダニは夏に発生・活動し、冬には活動しないものと考えられています。しかし、 最近は暖房機器や加湿器の普及など生活様式の変化などから、年間を通じて住宅内でダニが活動しやすくなっており、冬にも発生することがあります。

◎ダニが発生しやすい 4 条件
  1. 温度が 25 〜 30℃    
  2. 湿度が 70 〜 85%   
  3. エサとなるホコリ、食べ物のこぼしカス、フケなどの存在   
  4. もぐりこむ場所

 

◎ダニが発生すると

ダニが発生すると、かゆみ、腫れ、ニキビ、喘息など様々な病気の原因になるといわれて います。

◎ダニ防止対策
  • 畳には敷物(じゅうたん、カーペット類)の使用をできるだけ控えてください。
  • 畳の通気性を悪くし、ダニの絶好のすみかとなります。なお、家具の設置によるへこみを防ぐため の養生等は部分的に行うこととし、通気性を確保してください。
  • 掃除機でこまめかつ丁寧にホコリを吸い取ること。掃除機の使用はダニの捕獲と同時に畳 の乾燥にも役立ちます。
  • 換気・通風に注意し、室内の風通しを良くしてください。5 〜 6 月頃から除湿器を使用す ると夏にダニが発生しにくくなります。
◆揮発性有機化合物◆

住宅内部にはホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物を含む材料が用いられています。
たとえばホルムアルデヒドは、住宅用建材や家具の接着剤、衣類の防しわなどの加工に広く利用されており、これらから空気中に放散され、体質や体調、気候などとの関連で、目の痛みや刺激臭を感じたりすることがあります。特に、入居時や新しい家具などを購入したとき、 部屋を長期間閉めきったあとに、強く感じることがあります。

◎揮発性有機化合物対策
  • 揮発性有機化合物に対しては、換気が有効であると言われています。
  • 入居の際は、窓を十分に開け放して換気に努めてください。
  • 入居後は、積極的に換気を行ってください。特に、夏季や湿気の多いときおよび数日間にわたって不在にした場合は、特に十分な換気を行ってください。
  • 入居直後や新しい家具等を購入したとき等に、「強いにおいがする」、「目がチカチカする」、 「喉に渇きを覚える」などの症状を覚えたときは、すぐに窓を開け放すなど十分な換気を行ってください。
    それでもこれらの症状が継続するときは、念のため医師にご相談ください。

 

関連リンク

住まいのしおり(住宅・設備等のご案内)第ニ編 住宅・設備等のご案内 3 居室(機構HP)