住宅用火災警報器・自動火災報知設備の取り扱いについて

住宅用火災警報器

住宅用火災警報器が設置されている住宅があります。
住宅用火災警報器は、火災により発生する煙を感知すると、警報音を鳴らして火災の発生を知らせてくれる機器です。
UR都市機構では消防法の改正により、火災感知器やスプリンクラー設備が設置されていない住宅に対して、平成18年度末より5年間で設置をしたところです。
設置後10年を経過した住宅用火災警報器は、事前にお知らせの上、順次交換工事を進めております。
住宅用火災警報器が正常に作動するためには維持管理が重要となります。
物をぶつけたり、分解したりしないでください。また、シールの貼り付けや塗装をしないでください。

◆住宅用火災警報器が汚れたら◆


台所などに取り付けた場合、油や煙などにより汚れが付着することがあります。家庭用中性洗剤を浸して十分絞った布で軽くふき取ってください。
ベンジンやシンナーなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。また、故障の原因になりますので水洗いは絶対にしないでください。

◆住宅用火災警報の定期的な作動確認について◆


住宅用火災警報器本体から下がっている引きひもを引く、またはボタンを押すなどにより作動確認を行いましょう。
長期間家を留守にしたときも作動確認をしましょう。また作動試験は1 か月に一度を目安としてください。
詳しくはご入居時にお渡ししている取扱説明書をご覧ください。

<作動確認方法>
(1)引きひもを引く、又はボタンを押します。
(2)警報音が「ピー、ピー、ピー」と鳴り、表示灯が点滅することを確認します。
(3)警報音が鳴り、表示灯が点滅すれば正常です。この場合、警報音は数秒後に自動停止します。

※警報音は、メーカーにより異なり、同一メーカーでも交換前後で異なります。
詳しくは、取扱説明書をお読みください。なお、作動確認をしても警報が鳴らない場合や突然警報が鳴ってしまう場合には、管理サービス事務所もしくはお住まいの団地を管轄する住まいセンター等へご連絡をお願いいたします。

◆火災以外でも、住宅用火災警報器が鳴ってしまう場合◆


火災以外でも、住宅用火災警報器は次のような場合に鳴ってしまうことがあります。その場合は、室内の換気をするか警報音を止めてください。
警報停止ボタンを押すか引きひもを引くと警報音が一時的に停止します。詳しくは取扱説明書をご覧ください。

  • 調理の煙や湯気などが警報器にかかったとき
  • スプレー式殺虫剤、ヘアスプレーなどが直接かかったとき
  • たばこの煙を警報器に吹きかけたとき
  • 燻煙式殺虫剤などの煙を発生させた とき
  • 煙感知部にホコリや虫が入ったとき

※特に燻煙式殺虫剤を使用するときは、警報が鳴ってしまう恐れがありますので、煙を感知しないように、あらかじめ住宅用火災警報器をビニール袋等で覆っておきます。
作業が終了したら、忘れずにビニール袋等を取り除いてください。

自動火災報知設備

UR 賃貸住宅では、消防法に基づき、一部の住棟に自動火災報知設備が設置されています。
火災発生時には火災感知器が熱や煙を感知し、この火災信号を受信機が受けることで警報音が鳴り、火事の発生を知らせます。

  • 団地や住棟により、自動火災報知設備の内容は異なりますので、ご自身の住棟の設備内容を取扱説明書等によりご確認ください。
  • 火災信号を受信した場合は、火災かどうかを確認するまでは警報音を停止しないようにお願いします。(停止ボタンを押すと警報音は停止します。また、住宅情報盤で警報音を停止すると玄関にあるインターホン子機の警報音も停止します)誤報時の対応がわずらわしい等の理由から音声やベルを停止状態にすることは危険です。